こんにちは。
今回は小田急線の駅である狛江にて、銭湯・ラーメン・コーヒーを気ままに楽しむぶらり散歩をしてきたという限りなく日記に近い記事です。
ある日、夫が子供を見てくれることになり、私は一人で遊びに行く時間をもらえることになりました。
出産してからというもの、子供と何時間も離れることがなかったので、寂しさも感じつつ、一番に浮かんだやりたいことは「ぶらぶら歩いて銭湯に行く」ということでした。
小田急線狛江駅
今回は小田急線狛江駅で下車しました。東京都狛江市は日本で2番目に小さい市だそうです。
今回狛江でぶらり散歩をしようと思ったのは、近頃リニューアルした銭湯「狛江湯」に行きたかったからです。
私の地元である江戸川区とやや似た雰囲気を感じて、ぶらぶらしてみたかったのもありますが。
駅の改札前に飾られていたのは絵手紙の数々。狛江の名物のようです。
歩いていると駅前はそれなりに欲しいお店が揃っていて、生活しやすそうな雰囲気。駅ビルは改装中で、私の行きつけであるドトールやマックも閉店中でしたが、リニューアルしたらもっといい感じになるのでしょうね。
歩いていると駅から数分もしないうちに緑があったり、味のあるカフェやラーメン屋やパン屋さんがあったりして、いい感じでした。
ラーメン「柳麺かいと」
もうひとつのお目当てはラーメンです。お出かけ先で美味しいラーメン屋さんを探すのは楽しい。夫もラーメン好きなので、各々が行きたいラーメン屋に行って、それぞれ感想を言い合うというのを子供ができる前はよくやっていました。同じお店に一緒に行くこともあったのですが、良いのか悪いのか、結婚してからは忖度することなく、それぞれが本気で行きたいお店に別行動で行くようになりました(笑)
「ラーメン 狛江」で検索したところ、食べログ評価3.6と出てきたのが「柳麺 かいと」でした。見た目は昔ながらの中華そば風のラーメンです。私はあっさり系ラーメンが好きなのと、つるっとした黄色い麺にもそそられ、すぐにこちらに行こうと決めました。
お店は駅から徒歩5分もしないくらいでしょうか。駅を背にして大きな道路沿いに真っ直ぐ行ったところにあったので、わかりやすかったです。お店に入ると、席はL字カウンターのみで、8割ほど埋まっていました。平日の13時ごろだったのですが、人気店なのが伺えました。ご夫婦のような雰囲気のお二人(違っていたらすみません)で切り盛りされていました。
食券を購入し、女性のスタッフさんにお渡ししてから5分ほどで着丼しました。
スープは濃いめで、生姜の味がふわっと広がります。高知県直送の生姜を使用しているとのこと。一応看護師の私は塩分過多も気になるので、スープをもっと飲みたい気持ちを抑えるのに必死でした。
気になっていた黄色い麺は、ツルッ&モチッとしていて好みでした。麺チャーシューも柔らかくて美味しかったです。近頃はちょっとレアっぽいチャーシューもよく見かけますが、私はこういったしっかり焼いてあるチャーシューの方が好きです。
あっという間に麺がなくなってしまい、もう一杯食べられる・・・と思ったので、かなりお腹が空いている場合は+100円で大盛りにした方が良いかもしれません。
女ひとりラーメンは、最後に「ごちそうさまでした」と声を張るのに少し緊張します。(私は声が通らないので、聞こえなかったら恥ずかしい・・・とか考えてしまいます。)
でもこちらのお店は女性のお客さんもいらっしゃったのと、店員さんが温かい雰囲気だったので、そんな心配もいりませんでした。
とても美味しかったです。次回は塩らーめんをいただきたいです。
ごちそうさまでした。
狛江湯
ラーメンを食べた後、銭湯「狛江湯」に向かいました。狛江駅から徒歩3分ほどのところにあり、駅からはアクセス良好なのですが・・・
地図が上手に読めない私はラーメン屋からの移動中、地図を回しながら迷子になっていました。お散歩は楽しいし、食後の腹ごなしにはなったかな。
狛江湯が見えてきました。打ちっぱなしのコンクリートの壁が見え隠れし、白と水色の色合いがスタイリッシュでおしゃれな雰囲気を醸し出しています。錦糸町の黄金湯もこんな感じの雰囲気だったな、と進化型銭湯のオーラに心踊ります。
2023年4月にリニューアルしたということもあり、入り口から脱衣所、お風呂場までとても綺麗でした。創業は1955年ということで、お風呂場には常連さんのようなご近所話をされているマダム達もいらっしゃいましたが、全体を見渡すと男女ともに20-30代くらいの方が多く見受けられました。
入浴+サウナで1200円(タオル+バスタオル付き)。入浴のみだとタオルは付いておらず、520円です。券売機は現金でのお支払いになります。
クレジットカードも利用できますが、その場合は番台のスタッフさんにお伝えし、番台にて会計をする必要がありました。下駄箱の鍵をスタッフさんにお渡しし、会計を済ませます。サウナを利用する場合は、黄色い紙のリストバンドを付けてもらい、タオルを受け取ります。
番台を通って奥に進むと、大浴場の入り口が見えてきます。その向かいには狛江写真展というものありました。狛江湯の日常風景を見ることができます。
家族連れで来ている小さいお子さんとお父さんが写っている写真は、ご近所さんでしょうか。なんかいいな、と見入ってしまいました。
それではお待ちかねの入湯です。体を清め、まずはぬる湯に浸かりたいなと思ったのですが、「ぬる湯」というお風呂はありません。お風呂の種類はあつ湯・あつ湯ジェット・炭酸泉・水風呂の4つです。
そこで、まずはぬるめの炭酸泉に入ろうと思いましたが、初っ端から入るにはちょっと冷たすぎました。38℃設定のようです。
そこであつ湯に入ろうと思ったところ、42℃とかなり熱く、チャポンと全身浸かることはできず、ゆっくりかけ湯をしながら浸かります。割とすぐにのぼせてしまいそうになり、炭酸泉に浸かりたくなりました。
しかし炭酸泉は大人4人入るといっぱいになってしまう広さで、平日の14時ごろでも3人は常に入っているような状態でした。そこで少し休憩してからサウナに入ることにしました。
サウナは自動注入のオートロウリュウサウナで、座面は国産のヒノキが使われているようです。水風呂は浸かったことがないので、ととのいイスで休憩しました。ひとりひとりに風がちょうどよく当たるように作られているというととのいイスはとても気持ちが良かったです。
またサウナ後に炭酸泉に入ると、ぬるめの温度がちょうどよく、いつまでも浸かっていられそうでした。ただ炭酸泉は混雑しているので長湯はためらわれました。
狛江湯のお湯は狛江のすぐ近くを流れる多摩川の伏流水など、ミネラルが豊富な狛江の天然水を利用しているとのこと。狛江になぜ銭湯?という謎が解けたように思いました。
お風呂上がりには番台にてドリンク・フードを購入し、テラス席などで飲食することができます。ご近所の和泉ブルワリーとコラボしたクラフトビールもあります。
今回は次の目的地でカフェに行きたかったので我慢しましたが、和泉ブルワリーにはお邪魔したこともあり、お食事もとっても美味しかったのを思い出しました。また出来立てのビールをいただきに家族で伺いたいと思います。
番台には著名人のサインが。オープン時のイベントにはムロツヨシさん、数週間前にはサバンナの高橋さんが来店されていたようで、ミーハーな私はテンションが上がりました。
長湯できる温度の浴槽がもうちょっと広ければもっと満足度は高いかな、と思いましたが、全体的に綺麗で、機能的にも利用しやすかったので、心地よく滞在できました。
そして地元トークに花を咲かせているマダムの横で入浴できたことは、下町好きな私としては大満足な銭湯体験でした。
堀口珈琲
最後に訪れたのは堀口珈琲です。以前、世田谷店に訪れたことがあります。上質なコーヒーもケーキもとっても美味しかったのですが、定期的に通うのは庶民の私にはちょっと難しいお値段設定です。
今回はなかなか行けないところに行こう!という気持ちもあったので、美味しいコーヒーを求めて、狛江店に行ってみることにしました。
狛江店はaosan comaeというパン屋さんが併設されており、中で販売されていました。パン屋さんで購入したパンをイートインすることも可能とのこと。
私はメニューにあったaosan角食トースト(2ピース)をいただきました。16時までの限定販売ということで、ギリギリ間に合いました。
さっくさくで、ジュワーっとバターの香りが広がり、飲むように食べてしまいました。4ピースにすればよかった〜と思うほどあっという間に食べてしまい、美味しいジャムとハチミツを付けるのも忘れてしまうほどでした。
もともと塗られているバターだけで食べるのが一番好みでしたが、マーマレードジャムもとても美味しかったです。ジャムを残すのももったいないので、そのままいただきました。
コーヒーは9種類あり、デカフェにすることもできます。味の説明が書かれたメニューと睨めっこしながら、今日の一杯を選びます。最近は個人的に浅煎りコーヒーが気になっているので、4番の、真ん中よりちょい浅煎り寄りなコーヒーにしてみました。
やはりいつも飲んでいるコーヒーとは全然違う味わいで、ほどよいフルーティさが感じられました。酸味はそこまで強くありませんでした。いつもは最後にミルクで味変するのが好きなのですが、複雑な味わいを楽しめるコーヒーなので、ミルクなど入れてしまってはちょっともったいないと感じました。
最後の一滴まで美味しくいただきました。
お代わりコーヒーは-200円で飲めるとのことでお代わりしたい気持ちもありましたが、今の私には身に余る贅沢かなと思い、今日のところはやめておきました。
次はモカチーズケーキをいただきに行きたいと思います。ごちそうさまでした。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
久々に子供ができる前のような1日の過ごし方をしてみて、とても新鮮でした。一人で歩く、電車に乗る、ということが身軽すぎて、走れそうでした。
楽しいことばかりしているとあっという間に時は過ぎ、自宅に帰り半日ぶりに会った娘は、いつもより愛おしく思えました。
もともと外出好きの私にとって、ずっと家にいるのは閉塞感もあるので、たまには外に一人ででかけるって大事なのかもしれません。いつもとは違う感情の動きがあり、リフレッシュできた1日でした。
家族に感謝しつつ、また時々リフレッシュデーを作らせてもらおうかなと思います。