はじめに
こんにちは。今回は出産に関する記事です。
私は2023年9月末に無痛分娩にて第1子の女の子を出産しました。
初めての出産だったこともあり、出産前は不安がいっぱいでした。
この記事では無痛分娩にした理由
事前準備〜分娩開始までをレポートします。
お産を控えているママさんや無痛分娩に関心のある方にお読みいただければ幸いです。
無痛分娩を選んだ理由と病院選び
陣痛が怖かった
私は看護学生だった10年近く前、授業で無痛分娩があることを知ってから、できることなら無痛分娩にしようと決めていました。
結婚するかもわからない頃から、出産するなら無痛にしようと思っていたのです。
理由としては明白で、陣痛が怖かったからです。
実習の際に自然分娩の方の見学をすることがあったり、卒業してからも助産師の友人から陣痛の過酷さを聞いたりする機会があり、恐怖心は強くなっていきました。
馴染みのある病院で産みたかった
また、実家にいた頃通っていたお世話になっている産婦人科で里帰り出産することも、結婚する前から希望していました。(そこで看護師に憧れ、志した経緯があるほど、信頼している病院だったので。)
ありがたいことに無痛分娩の取り扱いもある病院だったため、その病院で分娩予約をしました。
平日日中のみ無痛分娩可能だった
病院によって無痛分娩の対応は異なりますが、私が出産した病院は平日の日中のみ対応の計画無痛分娩でした。土日祝日や17時以降にお産が始まった場合には無痛にはできません。
分娩予約した時点では、「無痛にできなくても、その時は腹を括るしかない」「この病院でお産をすることに意味がある」と思っていました。
実際には、臨月を迎えた時点では陣痛が始まったらという不安と恐怖で、夜の眠りも浅くなってしまった日がありました。
今後もしも2人目を出産する機会があったら、24時間無痛分娩対応の病院で出産したいと今は考えています。
今回は里帰出産でしたが、現在住んでいる自宅近くにある病院では24時間無痛分娩対応でも追加料金が10万円以下でした。
無痛分娩の費用は病院ごとに異なるため、お値段に関して気になる場合は複数の病院を比較検討してみることをお勧めします。
▼不安だった時にしていたことについてはこちらもご覧ください。
無痛分娩費用
入院時に15万円支払い
私が出産した病院の無痛分娩代は、出産費用とは別に15万円かかりました。
無痛分娩費用の15万円だけは入院時に支払いが必要でした。
基本は入院日当日に支払う必要がありましたが、私の場合は入院した時間が夜間だったため、会計窓口が開いておらず、翌日駆けつけてくれた夫にカード決済してもらいました。
(来院したらカード決済して欲しいと事前にお願いしていたのですが、忘れていた夫に「15万円も払わされた」と文句を言われて後日喧嘩になりました…事前にいろんな事態を想定して話し合っておくことが大事ですね汗)
医療費控除を受けられる
出産にかかる費用については夫婦で話し合い、全て折半しました。
とはいえ、1年間で10万円以上の医療費がかかった場合、医療費控除を受けられるので翌年に確定申告すると数万円戻ってきます。
無痛分娩代は15万円でしたが、実質負担額は10万円以下になりました。
医療費控除のためには、出産のある年の1月から12月までの医療に関わる領収書を取っておくようにしましょう。
ちょっと面倒ではありますが役所HPからダウンロードした医療費一覧表に全て書き出して合計金額を出す必要があります。(一覧表の提出は不要でした。)
確定申告をしたら私たちの場合は5万円以上戻ってきたので、やる意味があったと思いました。
事前準備
お産に関するレクチャー
無痛分娩専用の講義はありませんでしたが、お産に関するレクチャーを受けるのが必須でした。テキスト代が2000円くらいかかりました。
テキストをもらって安産のための運動・お灸をしたり、自然分娩の方の動画を見たりするという内容でした。
土日祝日や夜間にお産が始まった場合は自然分娩となるため、自然分娩のイメージもできて良かった一方で、叫びながら陣痛に耐えている方(3人目・スピード安産だったそうですが…)の動画を見て不安が増強してしまいました。
麻酔に関するIC
妊娠35週に入ってから、医師による無痛分娩の際の麻酔に関する説明を受け、同意書にサインをしました。パートナーの同席が必要でした。
計画無痛分娩の予定日が決まる
計画無痛分娩の予定日が決定したのは、妊娠38週1日目の健診の時です。
計画無痛ならばもっと早く予定日が決まるかな?と思っていたのですが、初産の場合は子宮口の柔らかさにもよるそうで、できるだけ長くお腹の中で育ってもらうためにも、予定日近くならないと決められないそうです。
私は38週1日目の健診で子宮口が1.5センチ開いていたので、その4日後に計画入院することになりました。自覚としては歩きにくいほど、赤ちゃんの頭が下の方に降りてきている感覚があったので、4日後まで持つのか不安でした。
お産の始まりについて
ここからは、どのようにお産が始まったのか私の一事例をご紹介します。
計画分娩予定日
出産予定日は10月5日でしたが、赤ちゃんの大きさや子宮口の開き具合から、妊娠38週の終わりに計画無痛分娩をすることが決まっていました。
具体的には9月28日に入院し、子宮口を開く前処置を開始した上で、翌朝から促進剤の点滴をスタートして9月29日に出産の予定でした。
健診の後に
ところが9月25日の健診後、自宅に帰ってその日の夕方にトイレに行くと生理1日目のような薄い少量の出血が。
母にみせたところおしるしだと思うとのことだったので、病院に連絡し診察してもらうことになりました。(母もおしるし始まりの出産を3回経験しているので心強かったです。)
入院へ
来院時子宮口2.5センチ開大
19時に病院到着時、いつもの医師が診察してくださり2.5センチ開いているといわれ、その場で入院が決まりました。
そして翌日の9月26日に、急遽無痛分娩で対応してもらえることになりました。
後から聞いたところ、分娩台が開いていなければ断られていたパターンもあったようですが、たまたま26日のお産が自分だけだったようです。
計画外の日にちではありましたが、運よく無痛分娩対応してもらえることになりました。
診察後はまず食事
診察後に夕食を食べるように言われ、病院の夕食は提供が終わっている時間だったため、母がお弁当を買ってきてくれました。
近くのコンビニで適当に買ってきてねと言ったのに、できたての温かいホットモットのご飯だったのでわざわざ買いに行ってくれたことに感激して涙が出ました。
果物ゼリーも付けてくれていて、さらに泣いてしまわないよう気をつけながら食べた覚えがあります。やたら涙もろい妊婦でした笑
無痛分娩前日の21時以降は食事摂取禁止だったため、出産前最後の食事だと思うとなんだかしみじみしました。それ以降はお水かお茶のみ摂取可でした。
ちなみにこの時点で夫に連絡がつながらず、そわそわしていました。
前日の処置について
その日のうちに子宮口を広げる処置をしました。
水分で広がるミニメトロという海藻でできた棒と生理食塩水を子宮口に入れます。処置自体は5分以内で終わり、痛みはありませんでした。
痛みについて
徐々に子宮口が広がる過程で強めの生理痛のような、お腹のシクシクする感じがありました。
眠れないレベルに痛ければミニメトロを抜いてくれるとのことでしたが、助産師さんを夜間に呼ぶのをためらってしまいました。
人生で初めての入院に緊張もしていて、結局あまり眠れないまま一夜が明けました。
私の場合は痛い時間とそうでもない時間があったので、耐えられないほどではありませんでした。
痛い瞬間は、持参していたアロマオイルを垂らしたタオルを枕元に置いて、深呼吸して痛みを逃すようにしました。
翌朝子宮口が5センチ開大に
翌朝8時の時点で子宮口が5センチ開いていました。のちに助産師さんと話す中で、「夜間のうちに陣痛が始まっていたかもね」と言われました。
入院したことに安心しきっていて10分間隔かどうかの測定をしていなかったので、陣痛開始時刻が曖昧になってしまいました。結局、助産師さんと話し合って、陣痛開始時刻は翌朝以降とすることになりました。
おわりに
記事が長くなってしまうので、今回はこの辺で。
私自身、初めての出産がどのように始まるのか不安に駆られ、臨月に入ってからは様々な方の出産レポートを読み漁っていました。
この記事が、実際にあった無痛分娩体験談の一つとして参考になれば幸いです。
妊婦さんやそのご家族、新たな命の誕生を望んでいる方を心から応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼出産レポート②では出産日当日の流れについて詳しくレポートしています。
こちらもぜひお読みいただければ嬉しいです。