はじめに
こんにちは。
今回は2023年4月に宿泊した、大分県由布市にある星野リゾート界由布院についてレポートします。
隈研吾氏が設計を担った界由布院は、四季折々の美しさが感じられるようデザインされています。絶景の棚田ビュー、由布岳を望む露天風呂が素晴らしかったので、館内・お部屋の紹介を中心にレポートします。
新緑の季節に訪れた棚田の絶景を、写真多めにご紹介していきます。これから界由布院に宿泊を検討している方もそうでない方も、目で見て楽しい記事になっています。
ぜひ最後までご一読ください。
星野リゾート界については過去記事でも紹介していますのでぜひ▼
▼界由布院公式サイトはこちら
圧巻の棚田ビュー
お部屋のベランダから見える棚田は圧巻でした。棚田の水面に映る空が美しく、見飽きません。
標高の高い由布院は天候が変わりやすく、滞在中には雨も降ってきました。水面に降り注ぐ雨、露に濡れた雨上がりの景色もまた、乙なものでした。
お部屋紹介
お部屋のソファやベッドボードには、大分県が全国一の生産量を誇る竹があしらわれています。お部屋のソファでくつろぎながら、棚田の景色を眺めることができます。
ベッド上の照明は「蛍かご照明」が使用されています。大分県の国東半島で栽培されている希少な植物、七島藺(しちとうい)が用いられており、ひとつひとつ手作りされています。
ライトをオンにすると、蛍のような優しい光がぽわんと灯っては消えます。夜になると天井に光と影が映り、また違う趣を楽しめます。
界オリジナルの風呂敷は各地でデザインが異なりますが、界由布院は黄緑色でした。
棚田のイメージにピッタリですよね。こちらの風呂敷は界ごとにデザインが異なるので、コレクションするのも楽しいです。洗面台のコップには竹が使われており、細部まで行き届いたこだわりを感じます。
由布岳を望む大浴場
内風呂、露天風呂からは由布岳と麓に広がる棚田を望めます。内風呂にはあつ湯・ぬる湯の2つの温度設定があり、源泉が42℃であり、あつ湯は源泉掛け流しとなっています。
界由布院の泉質は弱アルカリ性単純温泉であり、メタケイ酸が多く含まれるのが特徴。クレンジング作用に加え肌を整える作用があるため、美肌効果も期待できそうです。
棚田テラス
フロントから宿泊棟に向かう途中にあるのが棚田テラス。
こちらのテラスからも棚田を一望できます。夜にはライトアップされ、昼とはまた違う雰囲気を楽しめます。
トラベルライブラリー
トラベルライブラリーには大分にゆかりのある本が置かれているほか、コーヒーマシンがあり、常時飲むことができます。
またトラベルライブラリーに併設されたお部屋にて、伝統文化に触れられる界独自のイベント「ご当地楽」が開催されています。
界由布院では、「わら綯い(わらない)体験」と題し、藁を綯って自分だけのお守りを作るイベントが行われています。(チェックイン時に要予約)
私が参加した際には海外旅行客の方が多く、日本語を話しているのが私一人だけでした。スタッフさんが作り方を英語で説明していました。
日本文化を知りたいと思っている方が多くいることを嬉しく思いました。
湯上がり処
湯上り処にはミネラルを補うドリンクがあるほか、アイスキャンディ、温泉にまつわる本が置いてあります。大分名産のかぼすを使用した「かぼすドリンク」と「はだか麦茶」の2種を飲むことができました。
湯上り処からも棚田を一望できます。棚田を見ながら入浴前後に水分補給したり、アイスキャンディを食べたりとゆっくり過ごすことができます。
朝霧テラス
宿泊棟から少し歩いたところにある朝霧テラス。食後のお散歩にもちょうど良く、空気が澄んでいて気持ちがよかったです。
朝霧テラスからは由布市の街並みを見下ろすことができ、早朝には霧を見ることができます。
朝7時からはこちらで現代湯治体操「棚田体操」が行われています。全国各地の界によって趣の異なる体操が楽しめる現代湯治体操。
界由布院では田植えをイメージした動きを取り入れたオリジナルの体操が行われるとのことで、とても楽しみにしていたのですが、残念ながら雨により中止でした。
次回宿泊する時にはぜひ参加したいです!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
棚田と由布岳を望み、温泉に癒される界由布院。洗練された高級感が漂う中にもどこか懐かしさを感じ、リラックスできる空間でした。
細部にまでこだわり抜かれた装飾の数々に、大分の文化を知ることのできる工夫がなされていました。大分旅行に行かれる際は、ぜひ宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。