はじめに
こんにちは。今回は出産レポートの続きです。
私は2023年9月末に無痛分娩にて第1子の女の子を出産しました。
この記事では、
無痛分娩での出産当日の流れと
出産直後にしたことをまとめています。
無痛分娩に関心のある方へ、ぜひお読みいただければ嬉しいです。
▼出産レポート①では無痛分娩を選択した理由&事前準備〜お産の始まりについてレポートしています。費用を抑える方法もご紹介していますのでこちらもぜひ!
出産当日の流れ
ここから出産までは時系列でレポートしていきます。分娩時間は約7時間でした。
7:00
分娩室に案内され、点滴ルートの確保&補液を開始しました。
前日21:00より禁食のため朝食は摂れませんでした。(水とお茶は飲水可能)
助産師さんから、薄いポカリみたいなエネルギー補給液250mlパックを2本、出産までに飲み切るように言われ、渡されました。
8:00 陣痛促進剤開始
診察あり、子宮口5センチ開大。10センチになると赤ちゃんが出てこられるサイズなのであと半分だと思いました。
また、陣痛促進剤の点滴を開始しました。するとお腹がシクシクするように。
9:00 麻酔開始
麻酔の針を入れる処置をしました。エビのように丸まった状態で、麻酔科の先生が背中に針を刺します。
点滴の針より細いらしく、見えない処置でちょっと怖いですが、ちくっとする程度の痛みと押される違和感だけでした。
ほどなくして麻酔を開始。同時に医師が破膜させ、人工破水しました。徐々にお腹の張りが出てきて、いよいよだなと思いました。
10:00
子宮口7センチ開大へ。この時恥骨部あたりの痛みが増してきて、5分くらいの間隔でした。
深呼吸で痛みを逃していたら、助産師さんが先生に相談し麻酔を足してくれました。
11:30
子宮口10センチ開大。赤ちゃんが出てくるのに十分な開き具合となりました。
恥骨や出口の痛みに加えて、圧迫感がでてきました。話はできるレベルで、陣痛は1-2分間隔。
助産師さんに「痛みがきたら教えてください」と言われ、痛みが出てきた際にお尻を強く抑えてもらうと不思議と楽になりました。
また、痛みが引いたら力抜いて脱力するよう言われます。ラベンダーのオイルを垂らしたタオルを顔の近くに置いて深呼吸していました。
12:30
腰の圧迫感や痛みが強くなってきて呼吸が乱れてきていました。深呼吸をして逃していました。
私の様子を見た先生が、「もう頭が出できそうだから、無理せず麻酔を足しましょう」と先生が言ってくださり、また麻酔を足してくれました。
麻酔は微量ずつ増やしていきますが、子宮収縮が弱まりお産が進まなくなってしまうこともあるため慎重に足していきます。私の場合は副作用もなくお産の進行も問題なく進んでいたので、麻酔を追加してもらえました。
13:00
この辺で助産師さんたちが先生たちに連絡をとり、「お産の準備を始めます」などと言っているのが聞こえ、人の出入りがありました。
私も家族にLINEで連絡しました。
付き添える家族は3人までだったのですが、母・夫・まさかの兄が来てくれました。
たまたま休日だった兄は、病院まで来てくれていましたが、分娩室に入るのは遠慮している様子でした。ただこんなチャンスはそうそうないと思ったので「せっかくだし一緒に誕生の瞬間を見てほしい!」と私がお願いしたら来てくれました笑
また助産師さんから、「ちょっと、いきんでみましょうか」と言われ、初めていきむことに。
下半身の感覚は鈍いといえど多少あるのですが、実際いきみむという感じがよく分からず、最初は戸惑いました。排便の時のような感覚でいきんでみたら、「そんな感じ!いい感じだよ!」と助産師さんに言われ、数回練習しました。
助産師さんは終始褒めるのが上手で、こちらの不安や戸惑いも払拭してくれます。
13:30 会陰切開
先生から「会陰切開が必要なので切開しますね」と説明がありました。
会陰切開(後の痛み)も恐怖の一つだったため、「会陰マッサージとか保湿したけどやっぱり切開は必要だったか」と一瞬ショックを受けましたが、そんなこと思っている場合ではないと思い直し、「お願いします」と回答。そして、先生が私のいきみに合わせて切開しました。
麻酔により下半身は鈍くなっているため痛みはありませんでした。
その後、先生や助産師さんのアシストに合わせていきむように言われました。
ここで、「サンシャイン池崎が仰向けの状態で、お腹の上に立てた蝋燭の火を、目を大きく開けて吹き消している画像」をイメージしながら大きく息を吸ってから力強くいきみました。ちなみにこの方法は、たまひよアプリのつぶやき機能で他の妊婦さんが投稿されていて知りました。
スタッフのみなさんがものすごい褒めてくださり、テンションが上がったのを覚えています。サンシャイン池崎さんとたまひよアプリの先輩ママさんには、この場を借りて心から感謝を伝えたいです。
13:45 誕生の瞬間
力強く7、8回いきんだあと、「もういいよ!力抜いて!」と助産師さんからの言葉があり、力を抜きました。
その直後に赤ちゃん出てくるから下見てて!と言われ、ドゥルンと何かが流れ出る感覚とともに体が出てくるところが見え、オギャーっと聞こえてきました。
3100gの娘が誕生した瞬間です。
10ヶ月間、本当に会えるのか不安だった日々が甦り、安堵の気持ちが溢れて涙が出ました。それと同時に、本当に自分の体の中に人がいたんだ!という不思議な気持ちがありました。
後陣痛については記憶にないので、第1子ということもありほとんど痛くなかったんだと思います。
また、先生から出産直後に「2人目はもっと早いだろうから気をつけてね」と言われたのが印象的でした。
今回は分娩中の異常も何もなく、スムーズだったのでよかったですが、もしも次出産することがあったとしたら、思いの外早く進んで病院に間に合わないなんてこともありえます。先生が言うように、気をつけておかないとなと肝に銘じました。
産後分娩台の上で
会陰部の縫合と私の失態
ものの数分で縫合してもらいました。触れられている感覚はあるのですが、麻酔が効いていて痛みはありませんでした。
その際、過去一番と言ってもいいくらいの失態をおかしました。
気が抜けていて、すかしっぺが出てしまったのです。先生の顔の目の前で。
「あ!!」と思った時には遅かったです涙
恥ずかしすぎて謝るに謝れず、女医さんには大変申し訳ないことをしました。
娘を抱っこして授乳&写真を撮る
初乳には特別な栄養があるとのことで、初めての授乳にトライしたのですが何も出ずでした。
そのあと私、夫の順に抱っこして写真を撮りました。
胎盤を見せてもらった
バースプランに書いていた「胎盤を見せてもらう」というのを実際にさせてもらいました。
「へー、大きいですね」という平凡な感想しかその時は言えませんでしたが…
数ヶ月で体の中で胎盤が作られ、赤ちゃんを育てる上で大事な役割を果たしていたのだなと思うと感慨深いです。人体の不思議や神秘を感じました。
後に夫から、「え、見たの?どんな感じだった?」と聞かれ、「レバーのでかいのみたいな感じかな」としか言えず、写真を撮っておけばよかったかなと少し後悔しました。
(「2人目の時に見るわ」と言われ、簡単に産めると思うなよと心の中でグーパンチが出たのは内緒の話です。)
導尿
産前からしばらくは下半身の麻酔が効いている影響でトイレに行けません。そのため助産師さんに分娩台の上で導尿してもらう必要があります。
看護師なので導尿したことはあったのですが、される立場は初めてでした。ちょっとした痛みや不快感もありました。実施される側の立場という貴重な経験ができて良かったなと思いました。
これから出産を迎える方へ
これからお産を控えている方、出産を望んでいる方々を応援したいと思い、リアルな出産日の体験をまとめてみました。
命がけのお産はなるようにしかならないこともあり、痛みもあります。
それらを見聞きすると不安になることがあると思いますが、「多くの人が乗り越えていることはきっと自分にもできる」とポジティブに考えたり、うまくいくイメージだけ持つように私は心がけていました。
記事を書いているのに言うのも変な話ですが、不安になる時はあえて情報を見ないようにしてリラックスできることを探したりして過ごすのもおすすめです。
おわりに
新たな命を迎えたいと考えている皆さんの幸せを祈っています。
そして出産を予定しているママさんが無事に赤ちゃんに会えますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼産後レポート③では、産後の体調&入院中に経験したできごとについてレポートしています。ぜひこちらの記事もお読みいただけると嬉しいです♪