はじめに
こんにちは。今回は育児についてです。
2024年7月から試行事業としてスタートした「こども誰でも通園制度」で保育園を初めて利用したのでレポートします。
リフレッシュしながら子育ての相談もでき、とてもありがたいサービスでした。
利用方法や感想についてなど詳しくご紹介しています。
「こども誰でも通園制度」に関心のある方
ワンオペ育児を頑張っている方へ
体験談としてお読みいただけたら嬉しいです。
「こども誰でも通園制度」とは
こども家庭庁の施作の一つで、2026年度から本格始動予定の「こども誰でも通園制度」。
親が働いていなくても、理由に関わらず、未就学の子どもを保育所等に預けられる新たな制度です。
一部の市区町村では2024年7月から試行事業として利用が開始しました。さっそく7月に2回利用しました。
利用できる時間と料金
月に10時間まで、1時間あたりの料金は保育園によって異なりますが300円から利用できます。
利用できるのは平日のみで、午前の部は9時から12時、午後の部は13時から16時です。
1日最大6時間利用できますが、お昼の12時から13時は預かってもらえないので、一旦迎えに行く必要があります。
私は自宅から距離がある保育園を利用したため、お昼に一旦自宅に帰るという選択肢は考えにくく、午後の3時間だけ預かってもらうことにしました。
利用できる園
保育園については、住んでいる区の中で「こども誰でも通園制度」に登録されいる保育園から選択します。
年齢によっては受け入れがない場合もあるので、年齢も確認する必要があります。
私の自宅から最も近い保育園では、2歳以降しか受け入れがなく利用できませんでした。0歳児でも利用できる保育園へ行くには、電車を利用する必要がありました。
今は試行段階のためか、選べる保育園が少ないですが、これから増えてくれるともっと利用しやすいのかなと思います。
利用方法
制度を利用する際の手順は以下でした。
- 専用アプリをダウンロードしてアプリから面談予約
- 希望の保育園にて面談(1時間ほど、子供の普段の様子・親の職業・住所について聞かれました)
- アプリで空き状況を確認し予約する
- 預ける
- QRコード(面談時に渡された)で打刻 してから母お出かけ
- QRコードで打刻 してからお迎え
- 保育士さんからその日の様子を聞く&お支払い
利用方法は市区町村によって異なるので、詳細はお住まいの市区町村のHPをご覧ください。
私の場合、市区町村のHPを見てもよくわからないところがあったので、希望する園に電話してしまいましたが、とても丁寧に教えてくださいました。
持ち物
- おむつ数枚
- 着替え1セット
- バスタオル2枚
- 水分(らくらくキューブやらくらくミルク、麦茶、哺乳瓶、マグを持参しました)
- QRコードの付いた利用者カード(初回面談時にもらったもの)
※全ての持ち物に名前を書いて持参します。
子供の過ごし方
0歳児クラスは1人の先生が子供3人まで見てくれるのですが、たまたま他に利用者がおらず、1対1で遊んでもらえました。1歳児とは柵で仕切られた空間で過ごしていました。
0歳児が喜びそうなおもちゃがたくさんありました。音が鳴るおもちゃや、仕掛けがたくさんあるおもちゃを触って楽しんでいたようです。
バギーに乗って園内をお散歩することもあるようです。
迎えに行った時はねんねしていました。
母がいないことにソワソワしたり泣いたりしないか心配でしたが、利用した2回とも超ごきげんで拍子抜けしました。笑
母(父)の過ごし方
3時間両手が空いていたら何をしたいか考えるのはとてもワクワクしました。利用した2回のうち、1回はあえて夫を誘って会話をする機会(?)を設けることにしました。
1回目 夫とランチ&買い物
夫に何をしたいか聞いたところ、映画館でコナンを観ることがプランに上がったのですが、タイミング的に難しく、観ることはできませんでした。
久々に2人でお出かけするのは新鮮で楽しかったです。ランチは子連れで行きにくい、カウンターのラーメン屋さんに行きました。
2回目 1人カフェでPC作業
2回目は夫が仕事の日に利用しました。私は車を運転できないので、限られた時間を移動に使うのがもったいなく感じ、近場のカフェでPC作業をして過ごしました。
カフェでコーヒーをゆっくり飲めるのも、集中してやりたいことができたのも幸せな時間でした。
利用した感想
良かった点
- 子供が保育士さんのもとで楽しく遊べる時間が作れたので知育の面でも子供にとって有意義な時間を過ごせたと思います。ベテランの保育士さんで、つい色々聞いてしまいました。
- 保育園の先生に育児に関する相談ができたのも第1子の母としては心強かったです。
- 日中は子供中心の生活なので、集中して自分がやりたいことができる時間をもらえてリフレッシュできました。
- 保育園に預ける際の具体的なイメージが湧いたのも良かったです。(全ての持ち物に名前を書いたり、子供を預けるときに抱く感情であったり。)
- 定期的に利用することで、子供にとっても預けられることに慣れる機会になると思いました。(この先、人見知りをする時期は来るかもしれませんが)
少し困った点
アクセス面
保育園へのアクセスを考えると少し利用しにくかったのは難点でした。
家の近くの保育園だったら、帰って家事を進めることもできるんですけどね…
また自宅からの距離を考えると、自分が体調不良時に預けに行くのは困難だと思いました。体調不良時は、自宅に来てもらえるシッターさんなどのサービスが適しているのかなと思います。
とはいえ「誰でも通園制度」は試行段階なので、本格的に始動したら選べる保育園が増えるかもしれません。
コスト面
1時間300円で預かってもらえるのは低コストですが、自宅から距離のある保育園だと交通費やコインパーキング代がかかることがあります。(保育園前には一時駐車も禁止なので)
預けている間、自宅に帰るとしたら2往復分の交通費がかかり、保育園周辺で過ごすとしてもお金を使うことになります。
3時間だけ預けるとしても毎回300円✖️3時間🟰900円の出費ではおさまらないので、経済的には自宅で見ていた方が良いのかなと思う側面もあります。
おわりに
日々自宅で育児を頑張っているママさんや、これから赤ちゃんを迎える妊婦さんに向けて、一つの情報としてお役に立てたらと思い、この記事を作成しました。
私自身ほぼ毎日ワンオペで、夫の理解もなかなか得にくい状況で日々育児をしているので、育休復帰までは孤独感がつきまとうものなのだなと、半ば諦めていたところがありました。
「こども誰でも通園制度」は働いていなくても、理由もなく利用できるので、孤独感から解放され、リフレッシュできました。子供の育て方も自信がない中で、相談できる相手がいるのも心強かったです。
ママさんや妊婦さんの不安・孤独感を解消するための選択肢の一つになればいいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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